苦労の先にあるもの

ビジネスマンにとっては、出世し管理職になったほうが収入を増やすことができます。しかしその一方で、管理職ゆえの苦労も付きまとってきます。人に仕事の指示を行ったり、管理を行う事は意外と難しいものです。状況を把握し、全体を取りまとめて目的を達成するための決断が求められます。また、仕事の責任が重い事から、精神的負担が大きい事も管理職となることへの不安となる点です。

しかしながら、リーダーシップを取ってスタッフを取りまとめるという働き方は、苦労以上に大きなメリットがあります。人を率いて大きな仕事をやり遂げられるというのは、大きな達成感が感じられます。また責任が重いだけに、仕事の成果も高く評価してもらうことができます。リーダーシップを取らなければならない仕事の苦労を知り、あえて出世を避ける人も多くいます。しかしリーダーシップを取る仕事を通じて、苦労の先にある魅力の要素を体感してみれば、その働き方に高い魅力が感じられます。ビジネスマンがリーダーの地位を巡って互いに競争を行っているのは、リーダーの地位に注目できる魅力ある要素があるからです。リーダーの役割を担うには、人それぞれに向き不向きがあります。それでも、その適正があるかどうか、まずはリーダー的立場に立って仕事をしてみなければ、実際には分からない部分が多いです。自身ではリーダーとして適正ないと判断していても、周りの人の評価が違う事もあります。やらずに判断するのはあまりに早計ではないでしょうか。